不倫調査における「成果報酬」と「成功報酬」について

不倫調査における「成果報酬」と「成功報酬」は、

探偵社によって使われ方が異なることがありますが、

一般的には以下のような違いがあります。

 

成功報酬(完全成功報酬を含む)

 

「成功報酬」は、調査の最終的な目的が達成された場合にのみ費用が発生する料金体系を指すことが多いです。

  • 定義の重要性: 「成功」の定義は探偵社によって大きく異なります。
    • 例:
      • 肉体関係を示す決定的な証拠(ラブホテルへの出入りなど)が撮影できた場合
      • 不倫相手の身元が特定できた場合
      • 浮気の事実が確認できた場合(必ずしも肉体関係の証拠までではない:例:ツーショットでの食事等)
  • メリット:
    依頼者としては、結果が出なければ費用を支払う必要がないため、リスクを抑えられると感じやすいです。
  • デメリット:
    • 成功報酬型であっても、着手金や諸経費が別途発生する場合があります。調査が失敗した場合でも、これらの費用は返金されないことが多いです。
    • 費用が高額になりがち: 成功報酬型は、時間料金型やパック料金型と比較して、成功した場合の報酬額が割高になります。
    • 「成功」の定義の曖昧さ: 依頼者と探偵事務所の間で「成功」の定義に認識の齟齬があるとトラブルになりやすいです。「不倫の証拠が手に入らなかったが、『不倫がないことが判明した』という結果をもって成功とする」といったケースもありますから充分注意が必要になります。
  • 完全成功報酬: 「着手金・諸経費(実費)が一切かからず、調査が成功した場合にのみ報酬を支払う」という、依頼者にとって最もリスクの少ないプランを指すことが多いです。

    しかし、この「完全成功報酬」を謳っていても、実際には一部費用がかかるケースもある(着手金が発生する)ので、契約前に詳細をよく確認する必要があります。

成果報酬

「成果報酬」という言葉は、成功報酬と同様に「何らかの成果が出た場合に報酬が発生する」というニュアンスで使われますが、探偵事務所によっては「成功報酬」よりも手前の段階で費用が発生する場合を指すことがあります。

例えば、以下のようなケースが考えられます。

  • 具体的な行動の確認: 「対象者が自宅から出てきた」など、特定の行動が確認できた時点で費用が発生する。
  • 情報取得の度合い: 「不倫相手の自宅が判明した」など、段階的に情報が得られるごとに費用が発生する。

この様に「成果報酬」と「成功報酬」は複雑で、

探偵社によって定義が異なる場合があるため、

依頼前に必ず以下の点を確認することが重要です。

  1. 「成功」または「成果」の具体的な定義: どのような状況になったら費用が発生するのかを明確にしてもらう
  2. 着手金・諸経費の有無: 成功・成果に関わらず発生する費用があるかを確認する。
  3. 料金の総額と内訳: 見積もりを提示してもらい、どのような費用がどれくらいかかるのかを詳しく説明してもらう。
  4. 契約書での明記: 口頭だけでなく、契約書に明確に料金体系と「成功」または「成果」の定義が記載されているかを確認する。

曖昧な表現で料金をごまかそうとする探偵社には注意し、複数の事務所から見積もりを取り、比較検討することをお勧めします。

※大切な事!!
不倫の証拠は何が具体的に必要なのかを充分理解する事!
「配偶者以外との自由意思を伴う肉体関係」
これが不貞行為と言われます。
但し民事上の証拠は不倫に関連することはどんな事でも証拠には適用できます。
例えば不倫相手と手を繋いでいた、不倫相手と道端でキスをしていた等です。
又不貞行為は不倫相手と配偶者に対して損害賠償請求(慰謝料)が可能になります。
不倫相手に慰謝料請求したり、交際中止などを求める際には相手の住所・氏名の個人情報が必要になります。
これらのことから、
不倫調査が成果・成功報酬を適用するには非常に複雑になってくる訳です。
実際弊社に相談があった他社の事例です。
成功報酬で不倫調査契約をして「不倫相手とラブホテルの出入りを捉えた場合のみ成功」という条件。
実際調査をしてみたら、
二人が接触したもの手を繋いで歩き食事しただけでした。
その証拠も当然欲しくなりますよね?
その分は成功に含まれてないので別料金になるというのです。
そして二回目は同じように接触、手繋ぎ、別れ際にキス、相手の自宅も判明したそうで全て別途追加料金を要求されたそうです。
それに
成功・成果報酬は追加分は、通常の調査よりも確実に高い料金設定になってます。
これはまだ常識的で良心的な範囲で(私はそうは思いませんが)
成功報酬と謳って着手金もしっかり支払っても、
ほぼ何もせず調査失敗で終了などと勝手に調査を終わらせられたという事案も報告されます。
充分ご注意願います。
2025年6月10日